日本大学理工学部航空宇宙工学科では「つくって飛ばす」をテーマに、航空宇宙分野の最先端技術を必要とするシステム開発や研究を行っています。卒業生は、航空宇宙分野を含め、さまざまな分野で活躍しています。新素材の開発研究のために、アトーテック製のナノ粒子製造装置を導入していただいています。今回は、新素材の開発と研究を専門にしている小宮良樹先生のナノ粒子製造装置とアトーテックの評価についてお聞きしました。
アトーテックが物材研と共同特許を持つナノ粒子製造装置を導入
―最初に自己紹介をお願いします。
日本大学理工学部航空宇宙工学科の小宮良樹です。
航空宇宙工学科では、超小型人工衛星、人力飛行機、無人航空機、フライトシミュレーター、ジェットエンジン、ロケットエンジン、材料開発など、最先端技術を必要とするシステム開発や研究を行っています。私は、金属材料研究を専門にしています。
―アトーテックとはどんなお付き合いをしていますか?
素材を開発するために、ナノ粒子製造装置を導入していただいています。この装置は、水素プラズマを用いたアトーテックさんと物材研の共同特許製品です。非常に、製造精度が高く、研究には欠かせません。
ハンドメイドの製造装置は他社ではできない仕事
―お付き合いはいつからですか?
10年ほど前に装置を導入していただいたと聞いています。私は今年で7年目になるので、その前からということになります。ナノ粒子製造装置はハンドメイド装置なので、高い製品の開発力と知識が必要になります。他社ではできない仕事をしていただいていると感じます。
―先生は、すぐに装置を使うことができたのですか?
日大に来てから、ナノ粒子製造装置を使い始めました。少々お恥ずかしい話ですが、前任との引き継ぎが不十分で、当初は装置の起動のさせ方がわかりませんでした。アトーテックさんに来ていただいて、使用方法を指南していただきました。現在では、学生も操作ができるように、マニュアルを作成して、活用しています。
―現在は、どのようなお付き合いをしているのですか?
装置のメンテナンスなど、サポートをお願いしています。電話での対応はもちろんのこと、直接お話をお聞きしたい時は、当日か、翌日の午前には来ていただけるので、大変に助かっています。最近では、学生とも懇意にしていただいていますので、直接彼らが連絡をすることもあります。そんな時でも、快くご対応いただいています。
研究者のニーズを理解したアフターフォロー
―先生が協力会社を決める時に大切にしている点は?
装置の性能はもちろんですが、サポート体制を重視しています。万が一のトラブルがあった場合、対応の遅い会社だと研究が止まってしまいます。その点、アトーテックさんは非常に対応がよく安心できます。研究者のニーズをよく理解した対応だと思います。
また、会社によっては、営業と技術の担当が分かれている場合があります。どちらの人に連絡をしていいのか迷うこともありますし、部署間で連絡が行き届いていない場合、二度手間になることもあります。アトーテックさんの場合は、技術に詳しいので、仕事の連絡がスムーズですね。
―学生さんの評価はいかがですか?
研究や論文の幅が広がると喜んでいます。また、装置の製造精度が高く、多岐にわたる素材のテストをすることができるので、研究精度が高くなりますね。
対応力、知識、人脈で研究のサポートをしていただける
― 小宮先生から見た、アトーテックの強みだと思う点をお話しください。
① 対応力
確実に連絡がつきますし、スピード感を持って対応をしていただけます。研究者にとっては非常に助かります。
② 知識
装置はもちろん、素材に関しての見識も豊富で、情報の提供をいただいています。この点も、素材の開発に大いに役立つ対応をしていただいています。
③ 人脈
専門家との人脈も豊富で、各方面からアドバイスをいただくことができます。先日も、
ナノ粒子の研究第一人者である技術顧問で理学博士の宇田先生にお越しいただき、学生に講演をしていただきました。
―これから、アトーテックに何を期待しますか?
これまで通り、研究のサポートをお願いしたいですね。幅広い知識や深い見識のアドバイスを期待しています。
―先生の夢を教えてください。
新素材の開発です。航空宇宙分野はもちろん、一般社会で実用できる素材の開発をすることですね。世の中に役立つ研究をしたいと思います。
―最後に、ナノ粒子製造装置の導入をお考えの研究機関にアドバイスをお願いします。
ナノ粒子製造装置はハンドメイド装置なので、専門知識を持っている会社を選ぶことが大切です。また、導入後のメンテナンスなど、キメの細かいサポートをしていただける会社がよいと思います。また、技術的な問い合わせに応えてくれる担当者であれば、研究が止まることがありません。そんな点で、アトーテックさんはおすすめですね。